私たちのまわりには、「もう年だからできない」といった言葉をはじめ、「どうせ結果はわかっているのだから」「やっぱり失敗した」「しょせんダメなことはダメさ」などの否定的な言葉がゴロゴロころがっています。
とくに、気分が乗らなかったり、仕事がうまくいかなかったりすると多用しがちです。
そして年をとると、その傾向はさらに強まっていきます。
しかし、こういった言葉を口にすることは、自分のマイナスを正当化するだけで、けっしてプラスの気持ちへと向かわせるものにはなりません。
つまりこれは努力放棄語思考停止語ともいうべきものなのです。
言葉というのは、恐ろしいものです。
ふだんなにげなく使っている言葉にいつのまにか暗示をかけられ、それによって自分の能力を、プラスにもマイナスにもさせてしまうことがよくあるのです。
日常会話のなかで、「否定的な言葉をなるべく使わない」ことです。
否定的な言葉とは、「きらい」「ちょっと待って」「明日にしてほしい」などです。
いつまでも若々しい気持ちを持ち続けたいのなら、いまのうちから、できる限り「できない」を、「やってみましょう。
でも、ひょっとしたらできないかもしれません」と変えてみるだけでも、気分はまったく違ってくるはずです。