たしかに家事は、毎日やらなければならないものと考えれば苦痛です。
しかし、これまで家事のすべてを妻まかせにしてきたのなら、義務としてやらなければならない家事は、いまひとつもないでしょう。
それならば、料理や掃除、洗濯を、遊びのひとつと考えて楽しんでみてはどうでしょうか。
とくに料理は、つくる楽しさを十分に与えてくれる遊びにできるでしょう。
テレビでも紹介されるように各界の人のなかには、男の料理を得意とする人が少なくありません。
料理をつくるときには、材料の組み合わせから火加減、味加減まで、知恵と五感をフル動員しなければおいしいものはできあがりません。
それには総合的な判断力、思考力などが必要です。
遊びとしては、ずいぶんと奥の深い、まさに味わいのある遊びということになるでしょう。
いままで料理なんてやったことがない、男が家事なんてみっともないと思うというだけの理由で、こんな身近で楽しい遊びを味わえないのはもったいないのではないでしょうか。